薬剤師の転職サイトでは、サイト上にたくさんの求人情報を掲載していますが、実はサイトに掲載されている求人はごく一部。
全体の60%以上の求人は、サイト上では検索する事ができない「非公開求人」となっています。(各サイトで割合は違います)
非公開求人にはこのような条件も!
非公開にする理由は?
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応募の殺到を避けるために非公開に
- 非公開求人の多くは、たくさんの応募が見込まれる人気の求人です。「製薬会社での研究・開発職1名のみ募集」「部長職や薬剤師長などの役職つきの募集」といった求人情報は、転職サイトに登録している方の中で条件に合った方に優先して紹介されるため、サイトに掲載する前にポジションが埋まってしまうのです。
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急募案件はサイト掲載前に枠が埋まる
- 急な欠員や採用を急いでいる薬局や病院の場合は、サイトに掲載する前に、まず登録している薬剤師さんに対して優先的に案内がいくため、掲載前の段階で採用が充足してしまうケースがほとんど。そのためサイト上に公開することが難しく、非公開となっています。
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採用側の負担を大きく減らすため
- 応募が殺到してしまうと、電話対応、面接日時のセッティング、履歴書のチェック、面接実施、というだけでもかなりの労力。転職エージェントに最低スペック等の基準を伝えておけば、それに満たない求職者は労せずしてフィルターにかけることができます。
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転職サイトは紹介料で運営されている
- たとえば年収500万円の薬剤師さんを1名紹介すると、転職サイトはその年収の約30%の150万の成功報酬を施設から受け取ります。これが、公開している求人情報から自分で面接に行ってしまわれると、紹介料をもらうチャンスがなくなってしまいます。そのため、転職サイトは人気求人を「非公開」にせざるを得ません。
ただ、転職サイト側の都合だけではありません。求人サイトに求人を掲載するだけで週に何十万単位の掲載料がかかるので、1件の応募もない場合には何十万円をドブに捨てる事となるのです。ですので、採用側としても「非公開求人」として、確実な人材を転職サイトに用意してもらう方が費用対効果が高いのです。
結局、非公開求人は薬剤師にどうなの!?
結論から言うと「非公開求人」は、薬剤師にとって大きなメリットです!
転職サイト側が条件交渉を頑張れば頑張るほど、転職サイトは売上が出せるわけですから、より好条件での転職・復職・再就職が可能になります。
しかも、転職サイトが受け取る紹介料は、薬剤師が入職して半年以上経過しないと受け取る事ができない仕組みになっています。
そのため、無理に希望しない求人を紹介してきたり、テキトーな職場を紹介してきたりもなく、希望にピッタリの納得いく求人に出会うことができるのです!
複数の転職サイトのキャリアコンサルタントに競争してもらい、各サイトに全力を出させて希望条件以上の求人を見つけましょう!