「よし！転職しよう！」「転職にはどんな準備が必要なんだろう」
薬剤師の転職理由は多種多様。転職を考えた時にまず「薬剤師 転職」と検索するのではないでしょうか。
その検索結果は似たような記事ばかりだったり、はたまた真逆の事が書いてあったりで、どの情報が正しいのかわからない。という状態になってしまい自分にあった転職サイト選びを怠り、転職に失敗している方をよく見かけます。
この記事では転職する際に考えていただきたい要点をできるだけ絞り、わかりやすく簡潔にまとめました。
この要点を押さえておけば間違った転職で失敗なんてことはまずないでしょう。
※これから転職される方は必ず目を通すことをオススメします。
転職サイトの罠にハマらないために
まず転職する際に一番最初に思い浮かぶのはやはり次の職場ではないでしょうか。職場探しするにもかなりの情報がネットに溢れていて「どのサイトがいいのかわからない」「このサイトは信用できるの？」といった声をよく耳にします。
最近は似たようなサイトが多いので迷うのも当然。
では、どういった転職サイトがいいのか。それは転職サイトごとに特性が違うので自分にあった転職サイトを選ぶことが大切です。
- 地方によって求人数に差がある
- 同じ求人でも条件が違う
- 非公開求人が違う（独占している案件も有り）
- 調査してきた詳細情報の質が違う
このように強み弱みが違うので一つのサイト登録だけだと損。自分に合った相性のいい転職サイトと転職エージェントを見つけるのがなにより一番です。
よくいい事ばかり書いてあり、「登録簡単！コチラ！」などすぐに登録を促す転職サイトがありますが、まだ登録するのは早いです。これは転職失敗の素で「転職サイトの罠」です。まずは情報収集からしっかりすることと、自分の理想の職場の希望をしっかりまとめておくことが大事。
少し手間はかかりますが理想の職場への大事な一歩です。何事も初めが一番肝心なので時間がかかってもしっかりと抑えておきましょう。
転職サイトは自分の担当の転職エージェントがつくので、転職について相談もできて希望のお仕事の情報をくれるのですごく便利。なのですが、やはり転職のプロといっても一人の人間。自分と性格の不一致などいろいろあります。そんな時、「担当エージェントをチェンジしてください！」と転職サイトに言えますか？笑 人間関係で転職を考えた人の場合、新しい職場で働く前にまた人間関係に悩まされるなんて本当に嫌ですよね。笑 そういう時のためにも転職サイトは複数登録しておくべきなんです！
自分を見つめなおしてみよう
まずは自分がなぜ転職したいのか。など、理由は明確ですか？転職を考えている人に転職したい理由を聞くと皆さん案外漠然としていて明確な理由がある人の方が断然少ないんです。まず、転職を考えた時にしてほしいことは自分を見つめ直すこと。明確な理由などがない方は、やはり何回も転職を繰り返されています。こういった事にならないためにも自己分析をしてみることが大切です。
そして自己分析したうえでポジティブな転職とネガティブな転職の2つのパターンに分かれます。
自己分析 ポジティブ編
ポジティブな転職とはスキルアップ・キャリアアップのための転職。今の職場では取りにくい資格を転職することによってより取りやすくするためだったり、今の職場では管理職のポストに空きがなくキャリア転職などを考えている方。また、給与アップのために転職を考える方。
ポジティブ転職の方はすでに理由が明確なので転職成功者にみられる傾向です。
自己分析 ネガティブ編
「上司と馬が合わない」、「給料も福利厚生も最悪」と、不満があり転職を考えた場合。
こういう感情で転職したい方はもう一度よく考えましょう。感情的になるほど自分にマイナスな事ばかりになります。まずは自分を客観視する、第三者の目線も聞いてみる。という風に一度冷静になりましょう。また、その理由を紙に書き出してみたりするのも有効です。「職場で求められるような人材とは。」を考えた時にやはりポジティブな方の方が採用されやすいですよね。
ネガティブな自己分析は前向きな転職にはつながりにくく、「また転職。」といった結果になる人が多数。もちろん、転職に成功されている方もいます。自己分析をもう一度しっかりして、自分のマイナス面も見つめ直すと、次の職場がより素敵な職場へとつながります。
以上が転職サイトの罠にハマらないようにする注意点！
これを踏まえた上で、今からSTEP1~3で、あなたが転職で成功するカギをお教えします！重要度大ですので絶対見て下さい！
STEP1 希望条件の優先順位をつける
- 仕事内容
- 給与
- 休日数
- 残業の有無
- 転勤の有無
- 各種手当の内容
- 通勤時間
ざっくりですがこの中から優先順位をつけてみましょう。もし自分がどれを優先したいのかわからないなどの場合は、今の悩みや不満を書き出してみると自ずと優先順位が見えてくるでしょう。例えば
「休日出勤はしたくない」ならば、「残業は少ししてもいいかな。」と、このように譲歩できる部分をみつけやすくなります。
理想の職場は全て自分の思う良い環境ですが、なかなかそういった職場と出会う事はできません。なのでできるだけ希望に近い職場を探すためにはこの”希望条件の優先順位”をつけることでが転職の成功に大きく関わってきます。
そして希望条件を決めてから、転職エージェントに伝えるとスムーズに進むので、先に自分で希望条件を整えておくと◎。が、もし優先順位がうまく決まらない場合でも、あなたの抱えている不安や悩みを転職エージェントに話せば、あなたに似合った優先順位を一緒に模索し解決まで相談にのってくれるので安心。
STEP2 コミュニケーションスキルのUP
今の薬剤師は面接などでコミュニケーションスキルを見られる事が多くなってきています。ただ調剤をしていればいいという時代は終わりました。
なぜコミュニケーションスキルが必要なのかと言いますと、今はかかりつけ薬剤師、薬局などが主流になりつつあります。患者さんとのコミュニケーションをとる事でその患者さんを知ることができ、患者さんに合った薬を処方できるように工夫もできますし、なにより”信頼のできる薬剤師”と、その患者さんにとって唯一無二の薬剤師という立場を確立できます。これは患者さんに限ったメリットではなく、薬剤師としてのやりがいを存分に感じられるので薬剤師にとってもメリットしかありません。
これから医療業界で生き抜いていくためにはコミュニケーションスキルは必須スキルといえるでしょう。
コミュニケーションスキルのUPの方法はやはりいろんな人と接する事から！まずはいろんな人と関わって興味をもってみよう！
STEP3 学習意欲や向上心といった意欲をアピール
薬剤師は常に新しい知識を入れることが必須です。
新薬が出た場合などはその新薬についての知識をつけたり、またスキルアップで転職される方は、より専門的な薬剤師を目指す場合があると思います。この場合は特に難しい勉強が必要になってきますよね。より学習意欲アピールが必要になってきます。
もし未経験の仕事内容であっても、採用担当者は”現在の知識”で判断するのではなくあなたの「今後の仕事に対してどうなのか」をみています。将来性を見極められているので、とってつけたような言葉や知識などはすぐ見抜かれてしまいますし、実際就業した場合、入社前と言動が伴ってなければ研修期間に解雇なんてことも。誠実な対応を心がけ面接に挑みましょう。
またSTEP2でもお話しした通り、コミュニケーションスキルのチェックがはいるので、話す時はしっかり相手の目を見て話す、ハキハキと話す、など薬剤師としてではなく人としての基礎的な部分も注意しましょう。
まとめ
どの企業も長く働いてくれる社員を募集してるわけですからね。ですので転職を考えた時にまず、自分をしっかり”見つめ直し”、”希望条件をまとめ”、”コミュニケーションスキルのUP”を図る。転職前に自分ができる準備はこれだけです。後は転職サイトに複数登録をし、自分にあった転職エージェントを見つけだし職場探しをお手伝いしてもらいましょう。
妥協せずに自分に合った職場探しを頑張ってください！