
面接を決めたものの、履歴書なんて就活以来書いたことないんですけど…。
どうしましょう。

転職が初めての方はもちろん、ブランクが長い方だと履歴書の書き方も忘れてしまったなんてこともあるかもしれませんね。
薬剤師が転職する場合、一般の転職とは履歴書の書き方が違ってきます。
一番大事なポイントは「ミスなく正確に!」ということ。
転職に失敗しない履歴書はどう書けばいいのか、そのコツを伝授します!
薬剤師の転職に履歴書は重要なの?
薬剤師の転職の場合、企業薬剤師や病院薬剤師など求人数が少なく人気の職場だと書類選考の段階で落とされてしまう可能性もあります。
調剤薬局やドラッグストアなど、慢性的な人材不足傾向にある職場ですと、基本は応募者全員とまず面接するのが一般的です。
患者の命を預かる薬剤師という仕事において、うっかりや見落としといったミスは絶対に許されません!

面接の際に履歴書に基づいて質問をされたりしますので、誤字脱字などの初歩的なミスはもちろん、卒業年度など間違った情報を書いたりしないよう注意。
また、間違ったからといって修正液や修正テープを使うのはご法度です。
一から丁寧に書き直すようにしましょう。
実際に薬剤師が転職するための履歴書を書いてみよう!

では実際に履歴書を書いてみましょう!
履歴書にも色々とフォーマットがありますが、一般的には文具店やコンビニなどで一般的に市販されているものを使う方が多いのではないかと思います。
一般的なフォーマットの項目を基に順を追って説明していきますね。
その1.日付欄
履歴書には日付を書く所があります。
面接の際に持参するか、前もって郵送するかによって記載する日付が変わります。
面接に持参する場合は面接当日の日付を、郵送の場合はポストに投函する日付を記載するようにしましょう。
その際、履歴書全体で西暦か元号(平成・令和など)の表記を統一することも大事です。
その2.添付する写真

履歴書の写真って緊張しますよね。
自撮りの方が自然に撮れる!なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、街中でもよく見かける証明写真撮影機を使うか、写真館で履歴書用の写真を撮影してもらうようにしましょう。
書類選考の場合は、写真は特に大きな判断材料になります。
- 撮影から3か月以内
- カラーで正面から撮影し、本人が一人で写っているもの
(撮影位置は胸から上) - 男女ともに服装はスーツが基本
履歴書を書き損じる恐れもあるので、写真は最後のチェックを終えてから貼り付けるのをおすすめします。
また、郵送時や持参時に写真が剥がれ落ちてしまう可能性もありますので、写真の裏には名前を記載するようにしましょう。
その3.氏名・生年月日・年齢
氏名を書く際は姓と名の間にスペースを空け、分かりやすくしましょう。
ふりがなは履歴書の書き方に合わせます。
(フリガナとカタカナ表記になっている場合はカタカナで書く。)
生年月日は先ほど日付の欄で記載した表記に合わせて書きます。
そして記載した日付欄時点での年齢を書けばOKです。
その4.住所・電話番号・メールアドレス・連絡先
住所は県内で転職する場合でも、必ず都道府県から正しく記載するようにしましょう。
マンション名なども略さずに正確に書きます。
電話番号は自宅に固定電話がない場合、携帯番号のみでOK。
日中連絡がつきやすい番号を書きましょう。

メールアドレスはすぐに確認できるように携帯メールアドレスで構いませんが、企業からメールで連絡がある場合はほとんどがPCから送付されてきます。
PCからのメールは携帯電話のフィルタリング機能で受け取れない設定になっている場合もありますので、前もって確認しておくようにしてください。
連絡先は現住所と異なる場合のみ記載し、同じ場合は「同上」と記載しておけば大丈夫です。
その5.学歴・職歴
まず一行目の中央に「学歴」と記載します。
その下から学歴を書き始めますが、その際も日付欄に記載した西暦・元号表記に統一するようにしてください。
義務教育については記載しなくても良い場合も最近では増えてきましたが、欄に余裕があれば中学校卒業から記載するのが一般的です。
それ以降の高校・大学・専門学校などは入学年度・卒業年度の両方を記載します。
学校名は略さず正式に「●●立●●高等学校」などと書くようにします。
学部・学科・コース名も記載しましょう。
学歴を書き終えたら一行空け、中央に「職歴」と記載し、その下から職歴を書き始めます。
会社名や部署名は略さず記載し、その横か次の行に業種や簡単な職務内容を記載します。
同じ会社内で大きな部署異動などがあった場合はその年月日と部署名も記載します。
まだ現職についており、退職予定が決まっている場合は「●●年●月 ●●株式会社 退職予定」と記載し、その下の行に「現在に至る」、そのさらに下の行の右端に「以上」と記載すればOKです。
学校名や企業名が諸事情で当時と変わってしまっている場合は「●●株式会社(現△△株式会社)」と記載します。
もし職歴が欄内に書ききれない場合は、ある程度書いたところで「詳細は職務経歴書記入」としても大丈夫です。
その6.資格・免許
取得した資格や免許を取得順に記載していくのですが、先に免許を記載し、後に資格を記載するのが一般的です。
こちらも西暦・元号表記を統一するように気を付けます。
業務に関連する免許や資格を記載し、関係のない資格は記載しなくても大丈夫です。
薬剤師の場合、薬剤師免許を記載すると共に、車通勤を予定している方は自動車免許についても記載しましょう。
資格は認定薬剤師や専門薬剤師資格などがありますが、取得した分はもちろん、取得するために勉強している、取得予定である資格も「●●認定薬剤師 取得予定」として記載しておくと面接時にアピールできます。
その7.志望動機
志望動機は自分を思う存分PRできる場所となり、企業側も選考時に最も重視するポイントです。
応募する求人先のホームページなどを前もって調べ、どういった特色を持っているのか、何を重視しているのかを意識して書くようにしましょう。
採用側は面接でも「どうしてうちを選んだのか?」といった質問をほぼ100%に近い確率で聞いてきます。
具体的に自分の体験談や感じたことを織り交ぜながら、どうしてここに就職したいのか、自分がどういった仕事をしていきたいのかをしっかりとアピールできるようにしましょう。
面接の際も志望動機について質問される可能性が高いので、体験談などに作り話を入れるのは×。
自分の首を絞めることになりますので、絶対にやめておきましょう。
その8.本人希望欄
本人希望欄には自分が働くにあたって譲れない条件をしっかりと書いておきましょう。
主に勤務地・時間や曜日・転勤の有無など、給与面以外の希望です。
特に復職するママ薬剤師さんは「子供のお迎え●時まで」となるべく具体的に書いておくと良いでしょう。
面接時に口頭だけで伝えると後々言った言わないなどのトラブルになる可能性が。
後にしっかりと残る履歴書に前もって記載しておくことで、そういったトラブルを回避することができます。
給与面に関する交渉は、内定が決まってから直接行いますので、ここには記載しないようにしましょう。
履歴書書けた!でも…やっぱり心配…そんな方には!

十分チェックしながら履歴書書けたけど…。
ほんとにこれで大丈夫なのか、とっても心配…。

自分ではしっかり見直したつもりでも、ちょっとした見落としがある可能性もありますよね。
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