どんな職種でも転職活動の際に必ず必要になる履歴書。
面接の際に直接渡すこともあれば、前もって郵送する場合もありますよね。
面接の場合でも、実際に面接を行う前に目を通されることがほとんどですので、履歴書の内容が第一印象を左右するといっても過言ではありません。
そんな履歴書のなかでも、特に薬剤師を悩ませているのが『志望動機』。
実際に転職活動を行っている薬剤師からはそういった声も聞かれます。
今回は転職に失敗しないための『志望動機』についてお伝えしていきます。
結論!『志望動機』欄のない履歴書を使え!
早くも結論が出てしまいましたが、手っ取り早い方法として『志望動機』欄の無い履歴書を使うのがおすすめです。
履歴書には様々な形式なものが販売されていたり、ネット上からダウンロードできるようになっていますが、最近では『志望動機』欄が無いものも多くあります。
履歴書に『志望動機』欄があるからこそ突っ込まれるわけで、無ければ記入する必要もなく、失敗することもありません。
また、履歴書に『志望動機』欄がないからといって、それが理由で転職が不利になることはありません。
面接を行う場合は、履歴書の内容よりも面接内容を重視するところがほとんど。
ですので、無理に志望動機を考えるのではなく、『志望動機』欄がない履歴書を使用しましょう。
『志望動機』が避けられない場合はどうすれば…
先ほどの結論は、転職の際に履歴書に対する決まりが全くない場合です。
転職先によっては、履歴書の形式を指定していたり、転職先が自社で用意したエントリーシートを利用する場合もあります。
そこに『志望動機』欄があった場合、書き飛ばすわけにもいかず、どうしても志望動機を記入する必要が出てきます。
ではどうすれば失敗せずに志望動機を書き込むことができるのでしょうか。
例文をそのまま使うのは絶対ダメ!
「自分で考えるのも面倒だし、ネットからコピペでいっか。」
「どうせ見てないだろうから、例文そのまま書いちゃお。」
と思っている方。
例文をそのまま使うのは絶対にやめましょう!
その理由は大きく2つ。
- ネットの例文は案外バレやすい
- 自分で考えたものじゃないと、面接で質問された時にスムーズに回答できない可能性がある。
面接官は人事担当が行うことが多いため、たくさんの転職希望者や入社希望者を見てきています。
ネットの例文は比較的似たり寄ったりな場合が多く、使い回されているため、面接官はコピペしていることもお見通しです。
また、面接の際は志望動機に書かれていることに対しても質問される場合があります。
自分の言葉で書いたものではない場合、質問にうまく答えられなかったり、整合性が取れなくなってしまう可能性もありますので、そのまま使うのはやめましょう。
転職に成功する『志望動機』の書き方はこれだ!
「例文も使わずに志望動機を書くなんて、自信ないんですけど…。」
という方も大丈夫。
これから紹介する、たった3つのポイントをしっかり押さえれば、転職に成功する『志望動機』がカンタンに書けちゃいます!
どれも共通するのは、自分の言葉で書くということ。
履歴書の内容だけでなく、その先の面接も見据えて、自分が伝えたいことを自分の言葉で書くだけなんです。
では、どんなことを伝えればよいのか一つずつ見ていきましょう。
ポイント1.自分が将来どうなりたいかを書く
「高齢化社会に向けて地域に根差した在宅医療の知識と経験を増やしていきたい。」
「医療チームに参加して多くの症例に携わることで、がん専門薬剤師の資格を取得したい。」
自分が薬剤師として将来どうなりないか、どういったキャリアを積んでいきたいのかを明確にしましょう。
自分が将来なりたい姿に向かってキャリアを積めそうだと思う所を転職先として選択するケースが多いと思います。
自分がなりたいビジョンをはっきりさせることが、志望動機に繋がります。
ポイント2.どうして今回の転職先を選んだのかを書く
転職先として、自分が描いている将来のビジョンから大幅にずれた所を選ぶ方はなかなかいないと思います。
チーム医療をしたくて調剤薬局を受けたり、在宅医療に関わりたいのに研究職を選んだりしませんよね。
先ほど書いた『自分が将来どうなりたいか』といった部分が、どうして今回の転職先を選んだのかに繋がります。
例えば、先ほどのように「高齢化社会に向けて地域に根差した在宅医療の知識と経験を増やしていきたい。」と書いた場合。
「在宅訪問を行うだけでなく、地域に根差した健康に関する啓発活動などに取り組んでいる貴社の姿勢に共感いたしました。」
といったように、自分が在宅医療の知識や経験を積んでいきたいということを将来のビジョンで示した上で、そのビジョンに沿った理念を持っている貴社に興味を持ったということを伝えることが大事です。
といった疑問を持つ方が多いと思います。
どちらも呼び方としては正解なのですが、「御社」は話し言葉、「貴社」は書き言葉です。
ですので、履歴書など文章に書く際は「貴社」、面接や電話などで直接話をする場合は「御社」と呼ぶのが一般的です。
ポイント3.自分がどれだけ役に立てるかを書く
自分にとってその転職先で働くことのメリットを示した上で、次は自分が働くことで転職先にどんなメリットを与えられるかということを書いていく必要があります。
「3年間勤務していた調剤薬局では、調剤だけでなく患者さんの健康相談会や健康チェックなども行っておりました。その経験が在宅訪問で患者さんの健康管理を行うことに生かせると思っています。」
といったように、今までどういったキャリアがあり、そのキャリアが新しい職場でどのように生かせるかといった点をアピールします。
転職者は基本的に即戦力として勤務することを期待されています。
自分がどういった形で即戦力になれるかを考えながら書いてみると良いですね。
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「何を書けばいいのか分からなかったので、ネットの例文を写したら、深く突っ込まれて困った。」